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知ってますか?「控除証明書」編

いつもお世話になっております。

みずき保険の安東です。


秋が深まり、年末調整や確定申告の季節が近づいてきましたね。
この時期になると、お手元に「控除証明書」というハガキや封書が届く方も多いのではないでしょうか?
今日はこの「控除証明書」について、わかりやすく解説していきます。


◆ 控除証明書とは?

控除証明書とは、「今年1年間に支払った保険料」を証明するための書類です。
生命保険会社や損害保険会社などから毎年10月~11月頃に送られてきます。

主な目的は、年末調整や確定申告で「所得控除」を受けるため
つまり、この証明書を会社や税務署に提出することで、税金を安くできる可能性があるんです!


◆ 控除証明書の必要性

では、なぜ提出すると税金が安くなるのでしょうか?
それは、国が「保険に入って自分や家族を守る人を応援したい」という考え方を持っているからです。

たとえば、生命保険や医療保険に加入していれば、「生命保険料控除」が受けられます。
地震保険に加入していれば、「地震保険料控除」があります。

控除というのは、「課税される所得(収入から経費などを差し引いた金額)」をさらに減らしてくれる仕組みです。
つまり、控除が多いほど、納める税金が少なくなるというわけです。

【例】
・年収400万円の方が、年間で2万円の控除を受けられた場合
→ 課税所得が2万円減る
→ 所得税・住民税が数千円安くなることも!

小さな金額のように思えますが、「家族全員分」や「複数の保険」による控除を合わせると、意外と大きな節税につながることもあります。


◆ 控除証明書の見方

では実際に届いた控除証明書を見てみましょう。

1️⃣ ご契約者名
 保険料を払っている方の名前が記載されています。

2️⃣ 契約内容
 保険の種類が書かれています。たとえば、
 ・終身保険や定期保険 → 「一般の生命保険料控除」
 ・医療保険やがん保険 → 「介護医療保険料控除」
 ・個人年金保険 → 「個人年金保険料控除」
 などの区分があります。

3️⃣ 年間払込保険料額(または見込額)
 その年に支払った(または支払う予定の)金額です。
 控除の計算の基礎になる数字です。

4️⃣ 保険会社名・証明番号
 会社ごとに異なる番号がついています。提出先で照合するために必要です。

最近では、マイナポータル連携を使えば、控除証明書を電子データで自動取得できるようにもなっています。
紙で提出するより便利になっていますので、活用してみてもいいですね。


◆ 控除証明書をなくしたら?

紛失しても心配はいりません。
保険会社に連絡すれば「再発行」が可能です。
各社のホームページやコールセンターでも簡単に手続きできます。
特に年末は問い合わせが混み合うため、早めの確認をおすすめします。


◆ そして、ここからが大切なポイント!

控除証明書を眺めながら...「そういえばこの保険、何のために入っていたっけ?」
「この保障内容、今の自分に合っているのかな?」
と疑問を感じる方も多いはずです。

 

 

実は、この「控除証明書の時期こそ“保険を見直す絶好のチャンス”」なんです。

なぜなら、
・家族構成や収入が変わっても、昔の契約のままになっている
・医療保険の保障範囲が今の医療事情に合っていない
・新しい制度(介護・就業不能など)をカバーできていない
といったケースが多いからです。

「控除証明書=節税の書類」と考えるだけでなく、
「今の自分の保障を確認するきっかけ」にしてみてください。


年末調整の準備が始まる前に、一度ご自宅の保険証券と控除証明書を一緒に確認してみませんか?
「この契約、今の自分に合っているのかな?」と思った時は、担当者までお気軽にご相談ください。
ライフステージに合わせた“最適な保障”を一緒に見直していきましょう😀

出典:令和7年分 給与所得者の保険料控除申告書